今回は格安SIMの、MNP・解約方法・違約金の手続き方法について紹介します。
基本的にどのMVNOも似たようなものですが、最低利用期間やその違約金などに差があります。
各社あまり言われたくない話だと思うので心苦しいのですが、例を挙げて数字を出した方が実感も湧くので、今回はTONEモバイルに犠牲になってもらって解説していきます。笑
格安SIMのMNPについて
MNPとは、スマホや携帯電話といった電気通信事業者間の契約解除・新規契約時に同じ番号を使えるシステムの事です。
知人などに電話番号変更を知らせる手間が省けるというメリットがありますが、新契約よりも手間がかかるなどの注意点も存在します。
キャリアなどの『2年縛り』といった2年おきに自動更新される契約形態(MVNOだと『最低利用期間』)では、期間内にMNP転出を行うと違約金が発生してしまうので注意が必要です。
また、移行出来るのは電話番号のみなので、メールアドレス等を持っていく事は出来ません。
従って音声通話付きSIMでMNP利用時はデータSIMよりも慎重に契約しなければいけません。
格安SIMのMNP転入時の注意事項
一番注意して欲しいのは、「090オプションの自動加入」になる点です。
他のMVNOでも同様ですが、通話SIM扱いの090オプションというものの加入が必須です。
このオプションには1,500円の初期費用、953円(税抜)の月額料金が基本料金の1,000円に加算されます。
よってTONEモバイルが「1,000円丁度で利用出来る」という売り文句はMNP転入による契約には適用されません。
端末料金を除いても、月額料金最低1,953円の支払いになる事を覚えておきましょう。
他の注意点として、2年間の最低利用期間付き、自前で用意したスマホは使えない事が挙げられます。
格安SIMの解約方法・解約金について
続いて、TONEモバイルの解約方法・解約金について説明します。
まずは解約方法です。
解約方法の手順は、
「お客様サポート窓口」に電話 → 指示に従いSIMカードの返送をする。
以上です。笑
ただしSIMカードを返却出来ない場合、3,000円の紛失手数料が発生します。
次は解約金です。
TONEモバイルの場合、契約月から24ヶ月間を最低利用期間と定めています。
この間に解約すると、9,800円(不課税)の違約金請求が発生してしまいます。
最低利用期間内は解約を見送った方が賢明です。
とにかく最低利用期間を過ぎさえすれば違約金はかからないんですから。
※アテンションプリーズ!
上記内容は格安SIMのデメリットのように見えますが、ドコモなどのキャリアでは多くのユーザーの場合、「解約可能期間」の方が二年毎にわずかな期間しかありません。
解約可能期間以外で解約するとどの時期でも違約金が発生するので、そういう意味では格安SIMの方が良心的です。
まとめ
今回はTONEモバイルに犠牲になってもらい(笑)、格安SIMのMNP・解約方法・解約金について紹介してきました。
「1,000円丁度で利用出来る」が売り文句のTONEモバイルですが、注意点もやはりあります。
知っておくことで解約時も手続きがよりスムーズになり、不必要に違約金が発生する事もなくなります。
他社MVNOでも最低利用期間や、違約金はありますので事前に知っておいて解約時に慌てることがないようにしておきましょう。
では、貴方のスマホライフに幸あらん事を!