最初に言うと、
F-使い放題700では、あっという間にバッテリーが無くなる
という恐ろしいセルスタンバイ問題が起きます。
パナソニックがMVNOとなって展開する格安SIM「Wonderlink(ワンダーリンク)」。
通信容量を超えた後も最大700kbpsで通信が可能なLTE Fシリーズのプランがあり、音楽の聴き放題を利用するユーザーなどに向いている格安SIMです。
しかし、SMSが利用できない点など、まだまだ手放しでオススメできないトコロがいくつかあります。
今回はWonderlinkの格安SIMプラン・メリット・デメリットについて紹介します。
WonderlinkのF-使い放題700
Wonderlink最大のメリットは、やはり速度制限後も最大700kbpsで通信出来るLTE Fプランの存在でしょう。
・月額1,580円で1日1GB使えるF-使い放題700が狙い目
速度制限がかかった後は当然遅くなりますが、大体のMVNOでは128kbpsと大幅に下げられる事が多いです。
最大700kbpsも出れば万が一速度制限がかかってしまっても、そこまでのストレスを感じる事なく通信を行えます。
・3GB/5GB/7GBと全体的に月額料金が安いLTE Iプラン
月額料金もベーシックで使いやすく、かつコストパフォーマンスも優れていてます。
しかもIプランは最低利用期間もありません。
F-使い放題700じゃないプラン
他MVNOと共通でWonderlinkでも注意しなければならない事は、集中利用規制として直近24時間の通信料により速度制限がかかる場合がある、という点が挙げられます。
Wonderlinkはプランごとに通信料無制限にも条件が設けられています。
やっぱり使いすぎには注意しましょう。
また他にWandelink独自の注意点があるので知っておきましょう。
・Iシリーズはオススメできない
WonderlinkのIシリーズは月額料金は普通レベルですが、
・余ったデータの繰り越しない
・SMS機能ない
・高速データ通信の切り替えできない
・プランの変更できない
ないない尽くしの悲しさです。泣
・3G端末が使えない
WonderlinkのFシリーズは3G端末に対応しておらず、使えるのはLTE端末のみです。
Iシリーズの場合は3G端末でも基本的に使えます。
IシリーズとFシリーズで使っているバックボーンが違う為、こんなチグハグな事が起きています。
とにかく、Fシリーズは3G端末が使えないので十分注意してください。
・セルスタンバイ問題
WonderlinkにはSMSオプションがありません。これはWonderlinkにとって最大の問題点かもしれません。
SMSオプションがないデータSIMの場合、「セルスタンバイ問題」と付き合う必要が出てきます。
簡単に言うとスマホの電池が消耗しやすくなる可能性があるという問題が付いてきます。
セルスタンバイ問題とは
常に接続先を検出しようとする為バッテリーが通常より早く減ってしまうトラブルのこと。
山中や地下など電波が入りづらい場所でのバッテリーの異常消費もコレです。
どのMVNOでもこういった現象が起きる場合があり、これを回避するためにもSMS対応のSIMカードを利用するのがオススメです。
例えば、一般的な格安スマホの場合はスマホを放置して1時間経つと、0.5%~1%くらい電池が減ります。
ところが、SMSオプションのないデータSIMでは
「寝る前に電池を100%にしておいて、目が覚めたら60%になっていた。」
なんてことが起こる可能性があります。
SMSオプションが付いたデータSIMならこういった問題は発生しません。
Wonderlinkでも早急にSMSオプション追加を願うばかりです。
F-使い放題700の代わりになる他社プラン
そんな感じで私としては、実はあまりオススメしないのがwonderrinkのF-使い放題700です。
じゃあ、何かいいアイデアあんのか!?
と言われて「私なら・・・」と思うのは、ロケットモバイルの神プランです。
ロケットモバイルの神プラン
ロケットモバイルの神プランは200kbpsです。
700kbpsには劣りますが、実は充分いろんなことができます。
特にYouTubeなどの動画視聴はできないと誤解されることが多いですが、正確には「普通画質以上の動画視聴ができない」です。
つまり低画質の動画ならまったく問題ありません。AbemaTVも安定して視聴でき結構快適です。
ちなみにYouTubeの場合はアプリだと重くなりますが、ブラウザから視聴すれば問題なく安定します。
・ロケットモバイルは初月無料
ロケットモバイルでは契約初月の利用料が無料となっています。そのため自分が実際にどのくらい使うのか分からなくても安心して申し込むことができます。
ただし、そのかわりに初月だけ容量の変更はできないので注意が必要です。
余裕を持ったプランを選ぶのは構いませんが、無料だからといって使いもしない一番容量の大きなプランを選ぶと翌月はその料金を支払うことになります。
・ロケットモバイルは格安SIMでシンプルに最安
低価格帯のの格安SIMはどこも回線速度は同じくらいで決して速くありません。
しかしロケットモバイルはその低価格帯の格安SIMの中でも特に安いプランが揃っています。そのため別に速さを求めていない人なら安さの面で間違いない格安SIMです。
特に神プランは低速使い放題プランの中でも月額298円と最安、通話プランでも948円でやはり最安となっています。
F-使い放題700まとぅめ
正直言ってwonderlinkはオススメできません。
速度制限後もあまりストレスを感じる事なく利用出来るというメリットがありますが、それ以上にデメリットの方が目立ってしまっているからです。
特にSMSオプションが付いていない点は、Wonderlinkにとって致命的と言うべき弱点です。
今や他のMVNOでもSMSオプションは当たり前のように付いてくるので、Wonderlinkにも早く付けて欲しいものです。
「ワイはどうしてもwonderrinkを使いたいんや!」
というドMの方は、ひとまずF-使い放題700で速度制限を気にせず、タブレットやモバイルルーターで運用するというのも一つの手でしょうね。
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