格安SIMでプランを選ぶ際に出てくる「SMS対応SIMカード」。「格安スマホ(格安SIM)に必ずSMSは付けるべし!」という声が最近では高まっています。
一体なぜなのか、この記事ではSMSのメリットに触れながらその必要性について説明していきます。
SMSとは何か?
まずはSMSとは何かについて説明していきます。
SMSとは「ショートメッセージサービス」の頭文字をとったもので、本来は「電話番号のみで70文字程度のテキストメッセージを送受信出来る」というサービスです。
送受信出来る相手と同キャリア(例:ドコモ×ドコモ)である必要もなく、キャリアをまたいでメッセージのやり取りが出来るのも特徴です。
SMSのメリット
SMSには一体どのような使い道があるのでしょうか?それでは利用する上でのメリットも交えて紹介しましょう。
LINEのSMS認証
今や多くの人が利用している「LINE」。
LINEは利用するにあたって本人確認の為に「SMS認証」という方式をとっており、他にもアメーバピグ・ポイントサイト・GREE・モバゲーといったアプリやソーシャルゲームで採用されています。
SMS認証は携帯電話の番号を使って個人を識別する方法で、不正利用防止に特に有効です。
LINEはSMS認証以外にも「Facebook認証」でも利用出来ますが、その場合はデメリットがあります。
1.LINE電話、LINEストアが利用出来ない
2.友達の追加や検索がしづらくなる
2は詳しくは「アドレス帳からの自動登録」や「友達への追加を許可」といった事が出来なくなるというものです。
因みにFacebook認証したからといって、Facebookの友達がLINEの友達に反映される訳ではありませんのでご注意ください。
※格安SIMとLINEでの年齢認証
LINEにおいて格安SIMのSMS認証では年齢確認が行えない仕様になっており、基本的に格安SIMだと自分をID検索で友達追加してもらうことができません。
そんな中、2016年秋にLINEモバイル(LINEモバイル株式会社による格安SIM)の提供が開始されました。
LINEモバイルは格安SIMで唯一、LINEでの年齢認証が可能となっています。
LINEヘビーユーザーの方にはとてもオススメな格安SIMとなっています。
通信異常の回避
2つ目のメリットはSMSを使用しないことで起こる通信異常を回避できることです。
1.アンテナピクト問題
データ通信専用SIMの場合、電話番号を持たない事により音声回線がないと認識される事があります。
これは
電波状態を示すアイコン「アンテナピクト」が常に圏外表示になってしまう
という現象で「アンテナピクト問題」と言われています。
常に圏外表示になる為、きちんと通信されているかが把握出来ません。
2.セルスタンバイ問題
常に接続先を検出しようとする為バッテリーが通常より早く減ってしまう「セルスタンバイ問題」というものがあります。
具体的に言うと、
山中や地下など電波が入りづらい場所で「何かバッテリーの減りが早いな~」と感じる現象
が続く事です。
どのMVNOでもこういった現象が起きる場合があり、これを回避するためにもSMS対応のSIMカードを利用するのがオススメです。
まとめ
SMS機能のメリットをまとめると、以下の通りです。
・LINEなどのSMS認証に必須
・圏外になりやすいアンテナピクト問題を避けられる
・セルスタンバイ問題を回避し、バッテリーの消費を抑えられる
SMSオプションの利用には月100~200円ほどコストがかかるので最安値とはいきませんが、数々の問題やストレスを回避出来る事を考えれば、筆者は「SMS機能は付けるべき」と考えます。
もしこの記事を読んで興味を持ったならば、是非利用してください!
では、貴方のスマホライフに幸あらん事を!