SIMカード。出来れば格安の物を使ってスマホ代を安くしたい。でも、専門用語が多くて何の事やらよくわからない。筆者もその1人です。
とはいえ、全く手を出さないのももったいないです。正しく得する使い方さえ知っていれば、貴方の家計も人生もバラ色確実です!
「細かい説明はいいから、わかりやすく教えてくれ!」って方の為にこの記事を用意しました。
SIMカードの得する使い方について簡単に説明します。
MVNOとキャリアの違い
まずはSIMカードを利用する上で、どのように各種サービスが行われているかについて説明せねばなりません。
SIMカードを格安で提供しているのが「MVNO」です。
かいつまんで説明すると、
対義語として、ドコモやKDDI、ソフトバンクなどの大手は「MNO」と言います。大抵は「キャリア」と呼ばれます。
MVNOは自社でアンテナ設置をしていないので、基地局などの設備投資が必要ない分キャリアと比べて安くなっているようです。
更に、キャリアとMVNOの仲介をする会社「MVNE」なんてのもあります。
紛らわしいですが、覚えておいた方が役に立ちますよ。
格安SIMについて
携帯電話には、電話番号や電話帳の情報が入ったICチップが入っており、それらを「SIMカード」と言います。
SIMカードのサイズは、開発が古い順に、
・標準SIM(=ミニSIM)
・マイクロSIM
・ナノSIM
の3種類があります。
進化するにつれて小型化していますが、全て同じ機能を持っており、電話番号などの情報が詰まった重要な部品です。
SIMカードはサイズが標準規格化されているので、どの会社からSIMカードを購入したとしても問題ありません。
スマホはSIMカードを挿す事で、電話として使えたり、LTE・3G回線(高速モバイル通信)で通信したり出来ます。
そしてMVNOの扱うSIMカードは、上記の理由からキャリアに比べて圧倒的に安く利用する事が出来ます。
その為か、MVNOのSIMカードは「格安SIM」と呼ばれています。
ちなみにスマホにSIMカードが刺さっていなくても、Wi-Fi接続が出来れば、インターネットを使う事は出来ます(アンテナではなく、無線LANによる通信だから)。
MVNO間ならではの価格競争
ここ数年の間に、ほんの数社だったMVNOも数十社になるまで増えました。その為サービスの質向上と低価格化で各社の競争が生まれています。
というのも、格安SIMとスマートフォンをセットで販売する「格安スマホ」で注目を集めて来たのが大きな理由です。
お陰で急速に知名度が高まり、ユーザー数が拡大する成果を挙げました。
その一方で、多くのMVNOのサービスは通信速度や料金などに大きな差がなく、キャリアは基本的にどのMVNOに対しても同じ条件で回線を貸し出している事から、横並び傾向は年々強まってきました。
それにも関わらず参入する事業者自体は増え続けているため価格競争は激化してきました。
キャリアでの価格競争は4社間(ドコモ・KDDI・ソフトバンク・ウィルコム)なので、MVNOの方がより熾烈な競争になっているのは火を見るより明らかです。
これってむしろユーザーとしてはチャンスです!
どんな市場でも競争が激しいほど安くて良質なサービスが生まれます。
お陰でたくさんある中からより良いMVNOを選ぶ事が出来るようになります。
競争の中で洗練された安くて良質なサービスを探しているのなら、キャリアよりMVNOの中から選んだ方がより賢い選択なんです。
そんなところで、ではでは、貴方のスマホライフに幸あらん事を!